サボテン好きですか?私はサボテンといえばメキシコというイメージがあります。サボテンも色んな形や種類があって、可愛い花を咲かせるものもあるので、そろそろ一つくらいお家で育てたいなーと思っているところです♪
ところで私は、サボテンが描かれたペルーの板絵にまつわる驚愕の事実を解明しました!その経緯や結果についても後半に掲載しているので是非見てみてください。
サボテンのスペイン語
サボテン
cacto
(カクト)
メキシコのサボテン
cacto mexicano
(カクト メヒカーノ)
サボテンの花
flor de cacto
(フロール デ カクト)
サボテンのお酒といえばテキーラ?
メキシコといえばサボテン。そしてサボテンのお酒といえばテキーラ!・・と言いたいところですが、実はテキーラの原材料はサボテンではないらしいです。「うそだー!テキーラってサボテンから作るお酒じゃないの!?」とビックリ。あなたは知ってました?
私はお酒に詳しくなくて、本当に今の今まで知りませんでした。テキーラの原材料は竜舌蘭(リュウゼツラン)という植物で、サボテンに似ているけど全く違うものだそうです。うーん・・じゃあ、サボテンから作るお酒って無いのかな?教えてお酒に詳しい人!
5年間眠っていたペルーの壁掛けとは!?
先日友達から南米ペルーの壁飾りをもらいました。実はこれ、5年前に友達が買ってくれたお土産なんです。友達が言うには「ごめん!家の中整理してたら、5年前渡すはずだったお土産が出てきた・・」だそう笑。5年間眠っていたお土産に会えて、ほっこり嬉しい気持ちになりました♪素敵なペルーのお土産ありがとうね!今回、サボテンのスペイン語の勉強しようと思ったのも、この壁掛けのお土産をもらったから。サボテンの可愛い絵が描かれてあって「そういえばスペイン語でサボテンって何と言うんだろうな」と思ったのがきっかけです。
でも、さらに気になったのは、この絵の女性が一体サボテンに何をしているんだろうという事。 というわけで、この絵の謎を解明することにしました!やるぞー♪
サボテンに、この女性は一体何をしているの?
この絵の謎を解明するために、まずこの絵に書かれている言葉の意味を調べてみました。調べて分かったのですが、ここにある文字はスペイン語だけでなくケチュア語も含まれていました。では、それぞれの言葉の意味をチェックしてみましょう!
ワイタ?っていう花の名前
wayta
(ワイタ?)
※ケチュア語
収穫する
pallay
(パライ?)
※スペイン語
コチニールカイガラムシ
cochinilla
(コチニーヤ)
※スペイン語
収穫
recolección
(レコレシオン)
なるほど!つまり合わせるとこういう意味になりますね↓
Wayta pallay=ワイタの収穫
Cochinilla pallay=コチニールカイガラムシの収穫
そして、この絵の板の一番下には、筆記体でこう書かれてあります「Tablas de Sarhua」私、筆記体を読むのが苦手で・・何て書いてあるのか文字が読めなくて、この筆記体の解明に実は結構時間がかかりました笑。
サルウア ※地名
Sarhua
(サルウア)
板、ボード、図
Tabla
(タブラ)
サルウアの板
Tablas de Sarhua
(タブラス デ サルウア)
サルウアというのはペルーの地名だそうです。そう、この絵はサルウアという地域の伝統的な板絵だったのです!ネットで画像検索すると、私がもらったこのお土産のものと似ているTablas de Sarhuaの写真がいっぱい出てきました♪すごい!真相に近づいてきた感ある!
伝統的な板絵Tablas de Sarhuaの真実
サルウア伝統の板、Tablas de Sarhua。これについて、もう少し深堀してみました。するとスペイン語の説明が見つかり、概ねこんな感じの内容でした↓
ペルーの高地にあるアンデスのサルウア地区。その小さなコミュニティーでは、生活と文化を表す絵画の芸術作品が作られている。サルウアの伝統では、誰かが新しい家を建てたり、新しい家族を形成した時などに、家族の歴史や生活が描かれた板(ボード)を与えられる。
つまりは晴れの日の贈り物として、家族の歴史が刻まれた板絵が作られるという伝統でしょうか。なんだかとても素敵な伝統!ボードが増えれば増えるほど、家族の絆や地域の伝統が深まるのでしょうね。板に描かれた心のこもった絵。私も自分の為に描いてもらった板絵をもらいたいなーなんて思いました♪
世界や地域の伝統に触れるってどうしてこんなにドキドキワクワクするんだろう。本当に楽しい!もっと知りたい!もしこの伝統文化について詳しく知っている方いましたら、是非色々教えてほしいです。
今度こそサボテンの絵の真相
結局まだ解明していないサボテン(cacto)の女性の事。彼女が何をしているを知るにはcochinillaが鍵でした!
cochinillaはコチニールカイガラムシという白い虫の事。それはサボテンに寄生する虫で、インカ帝国やアステカ等で古来より養殖されていました。何故、わざわざ虫を養殖していたのか?それは染色用の染料に使うためでした!この虫で赤色の染料が作れるそうです。
え!虫が織物の染料になるの!?とビックリ。だって、この虫がサボテンに寄生しているところを見たら粉みたいで色も白く見えるから・・。実際お土産の絵でも、サボテンに白いぽつぽつで表現されています。これが赤色の染料になるなんて不思議!でも、これでもうわかりましたね♪
この絵の女性は、染料にするのためにサボテンに寄生しているコチニールカイガラムシを採取していたのです。
あー、分かってスッキリしました。そしてものすごい達成感!調べたら色々分かるものですね。それぞれのスペイン語もケチュア語も分かったし、本当に知るって楽しい♪
サボテンのスペイン語あとがき&まとめ
5年間友人の家で眠っていたペルーのお土産から、サボテンのスペイン語や、ペルーのサルウアという地域の素敵な伝統文化、更にはインカ帝国の染料の事まで知ることができました。
たった一つの言葉、たった一つの絵。だけど、そこにはいつだって色んな歴史や物語が詰まっているんですよね。今後も色んなスペイン語や文化に出会う機会があるはず。そんな時には、今回みたいに少し掘り下げて更なる面白い発見に出会いたいと思います!
ちなみに、お土産のスペイン語や絵画のスペイン語の過去記事もあるのでチェックしてみてください♪
サボテン
cacto
(カクト)
サルウアの板
Tablas de Sarhua
(タブラス デ サルウア)
ひろこちゃんこんばんは!
すごいすごーい!!
Que genial!
読んでて大興奮ww
スペイン語に対する興味はもちろん、お友達にいただいたお土産もとても大事にしている様子が伝わってきました₍₍( ´ ᵕ ` *)⁾⁾
そういえば以前にテレビで同じようなことがやっていて、それはアルゼンチンの文化なんやけど、羽織りもののようなものにどんどん刺繍をしていくのね。それによって家族構成とか職業が分かるっているもので、その人が着てる上着を見ると、その人のことがよく分かるっていう面白い文化で感心しながら見てました。
日本の国も伝統や歴史はあるけど、まったく知らない海外の文化に触れるってすっごい刺激的♡
掘り下げたひろこちゃんすごいヽ(*’ ‘*)ノ
tomocoさんおはようございます!読んでくださって嬉しいです!!!私も自分なりに調べて凄く面白くて興味深くて、お気に入りの記事なんです(^^)
アルゼンチンの刺繍、素敵なお話ですね!その服をまとう事で、家族や職業など自分の事を表現できるなんて凄いです!世界の織物の文化は本当に奥が深く、日々の生活や地域の歴史が詰まっていて、もっともっと知りたくなりました♪知らない世界や文化を知るって楽しいです。